本切羽ってご存知ですか?
本切羽 ジャケット 見え方
スーツを購入するうえで、「いいスーツだ」と判断できるポイントは幾つもあります。生地、シルエット、ボタン、その他以前ご紹介したフラワーホールのチーループ(フラワーホールのチーループが有るか無しかで、スーツの質が決まる)もその一つですね。そして、本切羽もいいスーツの特徴であるといえます。この本切羽とはどういうものかを理解した上で、スーツの着こなしに取り入れていましょう。

●本切羽(ほんせっぱ)とは… 
本切羽
本切羽とはボタンで開閉するスーツの袖口の事をいいます。スーツによって違いますが、今は基本的に本切羽のものが多い様な気がしますね。ただ、本切羽はスーツが出来た当初はなかったんですね。

そもそもスーツの袖口にボタンを付けたのはフランス革命で有名なナポレオンと言われています。フランス革命時代兵士達は寒くて鼻水をスーツの袖口でふいていたんですね。それを防止する為に付けられたと言われています。生死を決して侵攻している中、「袖口についた鼻水がカピカピになって見栄えが悪い!からボタンをつけよう!」なんてあまり思いつきませんよねw

さて、話は戻ります。ですので、基本的にスーツの袖口のボタンは飾りでありました。が、これが本当のボタンになったのは、お医者さんがスーツを着だした時代です。
本切羽の別名をドクタースタイルと言います。お医者さんが患者さんの治療をする際に、ジャケットを脱がずに袖捲りをしないといけなかったんですね。(今でもそうですが、シャツは下着でジャケットは上着である為、シャツだけでうろうろするのはパンツ1枚でうろうろしているのと同じと判断されていたんですね。)ですので、本切羽を付けてお医者さんが治療の際に腕まくりをしやすくしたのがはじまりと言われています。

●本切羽とあきみせの違い…
あきみせ
本切羽と対象的な、パーツが開きみせ(あきみせ)になります。あきみせは読んで字の如く、開いているように見せているスーツの袖口の事。「安物のスーツはあきみせが多い」なんていいますが、スーツの語源にもなっているイギリスのサヴィル・ロウの古き良き英国式スーツは、あきみせがベーシックである様です。

●本切羽を外す意味
本開き ジャケット
本切羽は一昔前はオーダースーツの特徴でありました。
あきみせの場合、袖口にボタンがついているだけなので、袖出しの補正が出来るのですが、本切羽にするとそれができません。(袖口が切れてわかれているからですね)ですので、本切羽のスーツは袖の長さをその人に合わせてきちんと作られているオーダースーツならではだったということですね。(ただ、現在はツープライス業態のスーツでもほとんど本切羽で作られているように思います。)
上記より、本切羽のボタンをはずすという事は、「オーダースーツです!」という宣言をする様なものだったんですね。その他にも、カフスボタンを見せやすい固い印象のスーツに少し柔らかさがでる。という事も本切羽を外す理由ですね。それらの理由を総括すると、本切羽を外すと小慣れた感じに見えるという事ですね。

●本切羽を外したジャケットの着こなし
本切羽 ジャケット

本切羽 ジャケット 着こなし
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