スーツってどれを買ったらいいか判断が難しくないですか?

ゼニア スーツ

TOMORROWLAND(トゥモローランド)やEDIFICE(エディフィス)などセレクトショップで購入すれば間違いない格好いいモノは購入できますが、結構値段がはってしまいます。しかし、洋服の青山やはるやまなどは少しおやじ臭いイメージがあり、シルエット的に大丈夫なのか…?と不安な感じがしますね。

最終的には財布の紐と相談し、THE SUIT COMPANY(ザスーツカンパニー)やP.S.F.A(ピーエスエフエー)など、2プライススーツのお店に落ち着いている、いや、気持ち的を落ち着けている人も多いと思います。(ちなみに、THE SUIT COMPANY(ザスーツカンパニー)は、青山、P.S.F.A(ピーエスエフエー)ははるやまが運営しています。)

私は、セレクトショップでも商品を購入しますし、2プライススーツのお店でもスーツを購入します。

両方購入してわかりましたが、2プライススーツでも商品をしっかり見極めればセレクトショップのタグがついている以外何も差はありません。その商品を見極めるポイントの一つが、生地ブランドという事ですね。

実際、2プライススーツブランドも、セレクトショップでも並んでいる商品は、同じ工場で作られているという事をよく聞きます。タグがついているだけで、3~7万円ほど価格は変わってくるので、掘り出し物をしっかりと見極めて賢くスーツを選ぶ事が重要です。

では、どの生地を買えばいいのか??という事で、今回は、賢いスーツの選び方として、イタリアの生地ブランドを4つご紹介します。

オススメのスーツの生地4選

この生地を使った商品がでていれば、「即買い」して問題なしです。知識さえあれば、安くで格好いいスーツを購入できるので、まずはこの4つのブランドを覚えておきましょう。

Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)

エルメネジルドゼニア ロゴ

エルメネジルドゼニア ラベル

公式サイト:http://www.zegna.com/jp/home.html
 創業   :1910年
 創業者  :エルメネジルド・ゼニア
 創業地  :イタリア (ビエラ地区 トリヴェロ) 現本社はミラノ
 相場   :25万円前後

当ブログの「スーツ着こなし術 - イタリアスーツ - イタリアスーツ」でもご紹介致しましたが、
「イタリア生地といえば…」真っ先に上がってくる名実ともに最高峰のブランドでしょう。
(たまーーーに、高級時計ブランドZenith(ゼニス)とごっちゃになっている方がいらっしゃるので、ブランド名はしっかりおぼえましょうw)

ゼニア社の前身は羊毛の製織所という表記がよくされていますが、
もう1つ前があるんですね。それは、時計ブランドです。
創業者のエルメネジルドゼニアの父、アンジェロゼニアは時計業を営んでおり、
その傍らで、4台の織機をつかいウールの製織をはじめましたんですね。

ゼニアの始まりは、1910年。服地工場を設立したのが始まりです。
名前をそのまま会社名にしているので、日本で言う、「テーラー○○」的な感じなんですよね。
見せ方の違いがまったく違いますね。ゼニアは当時から、ブランディングという観点に非常にたけており、「いいものをよく見せる」という事を徹底してやり続けているんですね。
派手だからいいという訳では無いですが、ブランディングの重要性を感じます。

話は脱線しましたが…
ゼニアは日本でももちろん大人気。
日本で、LEONやMEN'S EXなどビジネスマンが読むファッション雑誌では“男の憧れ”として紹介され、
直営店も銀座や表参道、百貨店では伊勢丹や、三越、大丸など有名百貨店では必ずと行っていいほど入っています。これも、日本でのブランド戦略ですね。


ゼニアが高級な理由は、ブランディングだけでなく、徹底して品質にこだわっているといるという事でしょう。
創業当時から最高級の天然繊維を買い付け、製品と技術革新を徹底的に追求し続けました。
現在の会長であるアンジェロゼニア(名前は一緒ですが、息子です)は、
父であるエルメネジルドゼニアの功績として、
競合するイギリス生地には徹底的に品質で勝負して選ばれる生地になる様に技術革新をし続けたこと」と言うくらい、品質にはこだわっているという事ですね。

現在でも、原毛の買い付け〜素材の開発〜紡績、染色、製品化更には販売まで、
自社ですべて行っているんですね。

これだけのこだわりが、ゼニアを一流生地ブランドへ成長させ、
今では、エルメス、アルマーニ、グッチなどなど、名だたる名ブランドがゼニアの生地を使っているという事ですね。

松井秀喜さんはサンケイスポーツの取材でお気に入りのスーツブランドとしてゼニアをあげており、
その他でも、日本では、渡辺謙さんや堺正章さん他、世界各国の王室でも、スーツブランド、ゼニアが指名されている様です。


Loro Piana (ロロ・ピアーナ)

ロロピアーナ ロゴ

ロロピアーナ ラベル

公式サイト:http://www.loropiana.com/flash.html#/lang:en/home/Portofino
 創業   :1924年
 創業者  :ピエトロ・ロロ・ピアーナ
 創業地  :イタリア (ビエラ地区 クアローナ) ※北イタリアです。
 相場   :15万円前後

エルメネジルド・ゼニアとならぶイタリアを代表する生地ブランドです。
「イタリアのエルメス」とも言われている程、気品と高級感のあるブランド。

ゼニアほど認知度は無いですよね?しかし、90年以上続く有名生地ブランドです。
ゼニアと違い、創業当時からテキスタイルブランドで、
現会長のピエール・ルイジ・ロロ・ピアーナは6代目になります。

糸の紡績から商品開発に至るまで、1社で全て完結して行うSPA業態でありながら、
クオリティが落ちずに最高級レベルで商品を提供しつづけるています。
(SPA業態になると、管理コストがかさむ為、薄利多売に走る企業がたくさんあるんですけどね…)

創業当時から、カシミヤ、ウール、シルク、ピキューナなど最高級品質の天然素材だけを使用し、
徹底的に質にこだわる
という事が、90年以上もブランドを保っている理由でしょう。
なんと高級カシミヤに関しては、全世界の30%はロロピアーナ社のカシミヤらしいです。
ロロピアーナのカシミヤマフラーは女性にも人気が高いのでプレゼントに是非オススメです、

また、話しが脱線してしまいまして…
ロロピアーナの高い品質の商品は、世界的にも大会評価を受けており、
キートンや、ブリオーニといった、世界各国の最高級スーツブランドにも、
ロロ・ピアーナ社は生地を提供
し続けています。


VITALE BARBERIS CANONICO(ヴィタルバルベリス カノニコ)

カノニコ ロゴ

カノニコ ラベル




 公式サイト: http://www.vitalebarberiscanonico.it/
 創業   : 1936年
 創業者  : ヴィタール・カノニコ 
 創業地  : イタリア(ビエラ地区)※北イタリアです。
 相場   : 10万円前後

カノニコとしての創業は1936年と創業して70年以上の老舗ブランドでありますが、
なんとその前身のテキスタイル屋としての創業は1663年。
なんと、350年以上の超老舗ブランド何ですね。

ヒューゴボスや、バーバリー、アルマーニやラルフローレンなどにも生地を提供しており、先述した、エルメネジルド・ゼニアのファブリック(広く生地という意味ですね。)も、このカノニコで織られている様です。
カノニコは糸の紡績を独自で行っており、高品質の糸も独自開発しているんですね。

日本では、ビームスや、ユナイテッドアローズでは、
このカノニコの生地を使ったジャケットがよく販売されています。
ビームスや、ユナイテッドアローズでカノニコが多い理由として、
世界中のブランドで認められている品質でありながら、
ゼニアやロロピアーナよりもリーズナブルという事が言えるでしょう。

生地の特徴としては、「ザ・イタリアブランド」と言えるでしょう。
軽くて、柔らかく、発色がよくて、光沢があります。

「ゼニアまで、買えないからカノニコで…」という買い方をする人が多くいらっしゃる様ですが、わたし的には…ゼニアは昔から、ブランディング(=見せ方)にも非常にこだわり続けて来たブランドである為、ゼニアという名前自体も多くのファンを持っていると思います。(=無論、品質ももちろん高い)

カノニコはそこまで、名前もメジャーでない所から、(ゼニアと比べてです…)
そういう扱いになってしまっているかもしれませんが、品質に優劣は付けられないくらいのものではあると思いますので、自信を持ってカノニコを指名して購入してもいいと思います。

ちなみに…ゼニアやロロピアーナは百貨店や路面店等小売もしているのですが、2016年にカノニコも小売で日本進出があるそうです!楽しみですね!

REDA(レダ)

レダ ロゴ

レダ ラベル



 公式サイト: http://www.reda.it/
 創業   : 1865年
 創業者  : カルロ・レダ
 創業地  : イタリア(ビエラ地区 ヴィレモツソ)※北イタリアです。
 相場   : 7〜8万円

1865年に創業者であるカルロ・レダが、ウール工場を設立したのがレダ社の始まりです。

レダの特徴は何と言っても、
「安い」という事です。(語弊があるのは承知で書いています。。)
意味としては、「最高級なものに対して安い」という事ですね。
費用対効果の高い生地と御認識いただけるとわかりやすいです。

まあ、その品質は世界でも認められており、
ジョルジオアルマーニや、ヒューゴボス、ラルフローレンや、ブルックスブラザーズ
などなど名だたるブランドで使われている
事が、品質の高さを表していると思います。

あとは、150年も続いている老舗企業だという事でもわかりますね。
ゼニアがブランド価値をあげる為にブランドの見え方にこだわって展開したのと同じく、
レダは効率化を徹底的に追求してブランド価値を高めていきました。

ゼニアや、ロロピアーナなど、ビエラ地区には有名テキスタイルブランドが集まっているのですが、
その中でも最も早く高速織機(エアジェットと呼ばれる機械)を導入し効率化を測りました。
また、生産ラインの見直しも頻繁に行い、徹底的に無駄を排除しているという事です。
無駄=コストですからね。
レダがイイものを提供しながら安いという理由がご理解頂けたかと思います。

また、新しい事へのチャレンジも欠かしません。
ドルフィン加工と言う、スーツに熱を加えて磨く事で生地自体に光沢を持たせる加工技術の開発や、
近年の温暖化に対策する生地として、Icesenseと呼ばれる生地表面の熱吸収を抑える生地の開発も行っています。

日本では、THE SUIT COMPANY(ザスーツカンパニー)やP.S.F.A(ピーエスエフエー)
などの2プライスショップのスーツ屋の扱いが、
今まで紹介した3つのブランドと比べても最も多いと思います。
店舗に言ってチェックしてみて下さい。

ゼニア、ロロピアーナ、カノニコ、レダの評価は本当に高いのか?

ロロピアーナ スーツ



色々調べていると、
「ロロピアーナ 耐久性」や、「カノニコ 評価」など
購入に際し非常に慎重になっている様な気ワードがよく検索されている様です。
確かに、かなり高級なスーツですし、慎重になるのはわかります!

実績やネームバリュー、歴史や品質に至るまで購入しても問題ないブランドであるということがわかったと思います。

様々な高級ブランドで使われている生地であり、高品質ブランドと言う事は御認識頂けたかと思います。

耐久性に関しても問題無いです。
わたしはロロピアーナ、カノニコ、レダのスーツを着用していますが、
上手くローテーションしながらそれぞれ週に1回は着ていますが、なんの問題も無いですね。
スーツですし、毎日着るものでは無いので、上手くローテーションをしながら着こなしましょう。

ただ、ロロピアーナのウールスーツだけは、生地が非常に柔らかく、自転車はのらない様にしているのと、雨の日は控えていますかね。それ以外は、普通に着用していて問題がないので心配無用です。

ゼニア、ロロピアーナ、カノニコ、レダを購入する理由

よく、クライアントさんに「どこでスーツを購入されてるんですか?」と聞かれますが、わたしは、「”ロロ・ピアーナ”というイタリアの生地ブランドのスーツです」と返す様にしています。

実際は、P.S.F.A(ピーエスエフエー)で購入したものなんですけどねw単純な話で、「こだわりがある男」の方が格好いいですよね。上記、4つのブランドの商品が2プライス系ショップで販売されていれば即買い間違いなしでしょう。
ただし、レダ以外はあまり数が出回っていないのと、やや値段ははりますが、出逢えばラッキー。それは運命ですので、迷わず購入をお勧めします。限りある財布の紐と相談し合いながら、賢くスーツをえらびましょう!

いいスーツを買ったらしっかりケアして長持ちさせましょう!

せっかく生地ブランドをしっかり見極めてスーツを購入しても、荒く着たりケアしなかったりするといいスーツもクタクタになってしまいます。。既に、実施しているかもしれませんが、定期的にスーツをクリーニングに出すことをお勧めします。

私はスーツをクリーニングに出すタイミングは季節によって変えているのですが、、夏は5回、冬は8~10回着たらスーツをクリーニングに出す様にしています。ただ、毎回スーツを抱えてクリーニング屋さんにいくのって面倒くさいですよね。。

こでお勧めなのが、宅配クリーニングです。宅配クリーニングってなに?高いんじゃないの?なんて疑問があると思いますので、宅配クリーニングと店舗型クリーニングを比較してわかった宅配クリーニングを使うべきタイミングという記事をまとめてみました。

スーツを長持ちさせたい方は、ぜひごらんください!