先日から始めました4回連載シリーズ
〇〇風スーツとは?と言う事を勉強していこうと思います。

ameba blogも含めて約300記事以上スーツの着こなしについて色々と書き、
ありがたい事に、月間で10,000人以上の方にご覧いただける様になりました。
これだけの方にご覧頂けるので、もっと責任を持ってスーツの事をしっかり勉強しようと思い、
知識も磨いていく為にこういうシリーズもはじめました。

スーツの”ス”の字もわからず、感性のまま、悪く言うと、適当、に書いている様な感じでしたが、
しっかり勉強した状態書いていかないと見て頂いている皆様に失礼かと思いまして。


日本人は他の国と比べ、器用で繊細で感性豊かだと思います。
スーツの勉強さえすれば、誰もが自分の体系にあったお洒落なスーツの着こなしが出来る様になると思います。ですので、そういう風に少しでもこのブログを読んでお洒落に着こなす後押しになればと思いまして。

前置きがながくなりましたが…
先日のイタリアスーツに引き続き、今回はイギリススーツの着こなしについてご紹介です。


イギリス



まず、イギリスの気候について…

地理的には世界地図の左の上の方です。w
小学生の頃は、アメリカから一番遠い国という認識でしたが、
ロンドン〜ニューヨークは約7時間、ロンドン〜東京は約11時間とニューヨークの方が近いんですね。
(稚拙な比較失礼致しました。)
北海道より北に位置するので、非常に寒いと思いきや、メキシコ湾から偏西風が流れている為、
位置している所程は寒く無いという感じです。
夏場は15℃~20℃ 冬場は0~3℃という感じでしょうか。
後ほどご紹介しますが、イギリスにはハリスツイードと呼ばれる伝統的な生地があります。
また、縫製も他の国と比べて非常に頑丈です。
これは、こういうややヒンヤリした気候でも、お洒落にスーツを着こなす為に生まれたんだろうと思います。

イギリススーツの特徴…

イギリススーツの特徴としては、
「男性らしさ」「オフィシャル」「重量感」という事がいえるでしょう。

スーツ ダニエルクレイグ

スーツの起源は元々、イギリスと言われています。
宮廷を出入りしている人がスーツを着ており、
スーツを着ていると、身分が高い人と見られていたという事です。

今のモデルになったのは、20世紀初頭の1900年代。
それまでは、モーニングが中心でしたが、もっと動きやすくと言う事で、
モーニングの裾の部分がなくなり、乗馬をする為に、ベント(ベンツ)がはいり、
現代のスーツの形になった
という事ですね。


男性らしさを強調する為、胸もとが強調する作りになっています。
胸元を強調する為に、下記の様な作りになっているんですね。

 肩幅   :小さくタイトな肩幅が特徴であり、パッドが用いられている
 襟    :襟巾が小さい
 ジャケット:着丈はやや長く、後ろはサイドベンツ、袖口はタイトに仕上げられている
 ウエスト :絞れており、ウエストポイントは高い


スーツのルーツが格式高い洋服である為、
がっちりしていてコンパクトにまとまっており、芯をたくさん使っています。
生地がしっかりと縫い込まれてあり、耐久性に優れていて

色や柄は独創的で奇抜なものは少ないです。

また、当時宮廷にいる方の遊びで乗馬があった為、
コインをいれる為の、チェンジポケットがついているのも、
ブリティッシュデザインの象徴であると言えます。

スーツ チェンジポケット

イギリス スーツ


ちなみに…
スーツは日本語で背広ですが、ロンドンの中心部オーダーメイドの名門紳士服店500mほどの通りに30店舗ほどが集中している”サヴィル・ロウ”が由来と言われています。
(ちなみに、アバクロンビー&フィッチや、エヴィスも出店しています。) 

さすが、スーツの起源イギリス。日本でももろにその影響を受けているんですね。

イギリス スーツ 着こなし


イギリススーツの有名なブランド…
イギリススーツと言えばこちらも本当に色々とあり、
挙げればきりがないですが、この3つは抑えておくべきだと思います。

○ダンヒル

ダンヒル

スーツ ダンヒル


○ポールスミス
ポールスミス
スーツ ポールスミス


○アクアスキュータム

アクアスキュータム


スーツ アクアスキュータム


勿論、バーバリーも世界的なブランドではありますが、
私はこの3つのブランドは抑えておくべきであると思います。

まずはネクタイからはじめてみてもいいですね。
夏の暑い時期にはオススメですね。ダンヒルのニットタイです。

どんなスーツにも合いやすいアクアスキュータムのネイビーネクタイ

こういうスーツに合わせる小物は本当にポールスミスは格好いいです。

イタリア同様、イギリスにも
古くからある世界的に有名な生地屋が多数あります。
特徴としては、暖かみを感じさせる風合いとやはり重厚感があるものが多いですね。

ネイビーブレザーに使われる「フランネル」・「ハリスツイード」などは世界的に有名で、
ハリスツイードを使ったジャケットは日本でも数多く小売店で販売されていますね。

イギリススーツについては、分かりましたでしょうか?
これで大見栄きって、「ブリティッシュスタイル」という言葉を使えると思いますw

以上、
現役サラリーマンがお送りするスーツ着こなし術でした。